ここ数年、映画館で「映画」を観ることはなくなりました。
新作映画もスカパーだと直ぐに見ることができてしまうのでわざわざ足を運んで……という気になりません。
でも、映画館へは月一程度で通っています。
live viewingってご存じですか？
コンサートや演劇を舞台ではなく映画館で観ることが出来るんです。
映画よりもは大抵値段は割高で、レディースデイとかの適用にもなりません。
私が観に行っているのはオペラやバレエなので、実際の劇場で、なんてそうそう出来ませんのでどうしても気になる演目はDVD購入するか、放送を待つしかありません。
その為に CLASSICA JAPAN（クラシカ・ジャパン）の視聴をしています。
月￥３５００なので他の番組の視聴料に比べると割高ではあるものの、意外と新しいものも放映されますし、音楽祭の現地リポートなどもあって、本当に「自分が行っている」ような気分になれる事もあります。
オペラ、バレエのライブビューイングは、METライブビューイング（メトロポリタン歌劇場の公演）、TOHOライブビューング（パリ・オペラ座の公演）の他、定期的ではありませんが シアタスカルチャー（複数の海外劇場の公演／ロイヤル・オペラ・ハウス、ボリショイ、キーロフなど）などがあります。
「シアタスカルチャー」は古い作品などもあり、疾うに「クラシカ・ジャパン」や「シアター・テレビジョン」で放映している場合も……。
とにかくオペラ！というのなら「METライブビューイング」でしょうけれど、昔はあちらこちらから売れっ子スターを引っ張ってきた様ですが、出演者が決まっちゃっている上に、新演出で奇抜な構想もあるので、私のようにしっかり時代背景そのままのゴージャスな舞台が好きな人にはダメな時もあるので、いくら好きなタイトルでも、演出面と配役をよぉく確認しておかないと失敗します。
オペラ座は、バレエとオペラ何方も公演しますが、バレエはともかく、オペラは奇抜どころか「何コレ？」状態にしてくる事があるのでメトよりももっと注意が必要かも。
而も、客演ではなく地元の歌手を使う傾向にあるので、スターは完璧なフランス語の（ってフランス人だし）アラーニャはよく登場するようです。更にフランス人はフランス語大好きなので、有名どころなイタリア・オペラは「フランス語」版です。作曲した側もそんなフランス人気質を理解していて、フランス語版を作ったりもしているようです。スゴイですよね。而もオペラにはバレエが入ってなくちゃ（byフランス人）。
バレエはフランスが発祥で、ルイ何世かがアカデミーまで作っちゃって、それに歌と演劇も絡めだしたわけで……（と友人から聞いた気がしますがあってますか？）。
イタリア在住の友人に言わせれば「イタリア・オペラはイタリアでイタリア語で観れ」でしょうけれど（汗）。
仲良し友人にフランス在住者とドイツ在住者も居ますが、このテの話は喧嘩になります。
まぁ私からしてみると「日本人なんだからどうだっていいでしょ（所詮余所の国の話）」とか思っちゃったんですが、今や全員、日本国籍ではなくなってしまっていました。
そんな与太話は良いとして……
どちらも１回￥３５００です。この値段なら劇場のやっすい席で見難い舞台を観るよりもはずっと良いんじゃないかと。
映画館なので音楽的迫力は当然スゴイわけですがスクリーンも大きいのでどでかく映る出演者が時にはコワイです。
遠目とまでは言わないけれど自宅のテレビでは鑑賞に堪えうる容貌だったとしても「実はこんなだったのー！？」と衝撃を受けることもありますのでご注意ください。
奇抜な舞台でガッカリさせられるのがイヤならば、最初からCDで堪能するべきですね。舞台も自分で妄想できますし。出演者も自分で勝手に好みな人に置き換えられます。オペラはね。バレエはそうは行きませんが。
ゲーム専用ではなく「総合ブログ」なので、これから観に行く公演感想はここで呟かせていただきます。
