先日、知人がイタリアへ旅行に行きました。
ご主人に「スカラ座とれた!」と言われ喜んでいたところ、オペラでもバレエでもなくオケと聞いて愕然。
スカラ座なのにどうしてウィーン・フィルでマーラーなの!?
もともとご主人はジャンル問わず音楽好きな人。
検索に検索を重ね内容もかなり吟味して選んだとのこと。
その日から車内でも家に戻ってもマーラー三昧。
而もスカラ座でメインで聴く交響曲3番。
彼女は長いことバレエをやっていて娘は現在も続けている。
音楽ももちろん大好きで、メトのライブビューイングへ何度も一緒に観に行っています。
けれど「何故マーラー!?」というのが彼女の中ではグルグルしていました。
私はマーラーと言えば「銀河英雄伝説」のOVAで利用していた3番と6番は何枚か買ってます。5番の4楽章はクラッシック好きなら誰もが知っているアダージェット。様々なメディアで利用されます。
3番の冒頭部分は「銀河英雄伝説」で我が家ではお馴染み。
だから夫も大好きな曲の1つではあったけれど………興味を持てない人にはとことん退屈だろう、とは思う。
彼女に言わせると──
暗いし印象に残るフレーズが一箇所もない
所持しているのはバーンスタインの全曲版(一番入手し易いとも言える)
[amazonjs asin=”B005SJIP1E” locale=”JP” title=”Bernstein: Mahler Symphonies”]マーラーと言えばバーンスタイン、と考える人も多いらしい(私は詳しくないですけれど)。
でもマーラー好きな人から言わせると「バーンスタインのマーラーは、バーンスタインファンの人が好きなマーラー」であり、マーラー好きな人が選ぶマーラーじゃない……とか蘊蓄いわれましたがよくわからない。
同じ曲でも好みは人それぞれ、ってことですね。
さて……それで彼女はどうなったのかと言うと、「スカラ座は諦めた。買い物を楽しむ!」-と出掛け、一応「どうだったの?」と聞いてみたところ、
すっごく……すっごく良かった!!!!
……あれ?(汗)
ご主人は感動で目がウルウルしていたとか。
彼女も「曲が全然違うように響いた。歌も良かった」と言う話。
スカラ座の公演ではあったけれど、スカラ座主催のものではない公演(チャリティー?)だったらしい。
その後、マーラーのCDを3番中心で集め出したらしく、私も気になって検索してみたところ、本当に人それぞれかな……と。
ある人が「名盤」と言っているCDを、ある人は「何の面白みもない」とか言っている。
そしてバーンスタインも「定番」と言う人もいれば「あれはマーラーじゃなくバーンスタイン」と言っている人もいる。
その中、大抵の人がきちんと理由を挙げて名盤と言っているのがこちら。
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2番も名盤と言っている人が多いけれど、4番は残念らしいです。
[amazonjs asin=”B000H9HIO0″ locale=”JP” title=”マーラー:交響曲第2番「復活」”]
と言うことでAmazonで買ってみました。
バーンスタインはショスタコーヴィチの「革命」最終楽章が、他の指揮者とはまるで別の曲だった(家にあったバーンスタインの演奏が普通だと考えていた)事を知った時から退いてます。作曲家としては好きなのだけれど。