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「英雄伝説 閃の軌跡IV」感想(総評)

ジャンルストーリーRPG
メーカーFalcom
発売日2018年9月27日
機種Playstation®4
リィン・シュバルツァー(内山昂輝)、ユウナ・クロスフォード(東山奈央)、
クルト・ヴァンダール(江口拓也)、アルティナ・オライオン(水瀬いのり)、
ミュゼ・イーグレット(小清水亜美)、アッシュ・カーバイド(前野智昭)、
クロウ・アームブラスト(櫻井孝宏)、《神速》のデュバリィ(大空直美)、
ランドルフ・オルランド(三木眞一郎)、ティータ・ラッセル(今野宏美)、
アンゼリカ・ログナー(進藤尚美)/その他大勢
※旧VII組および装備関係操作不可メンバーは割愛しました
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ストーリー
グラフィックス
音楽
システム&動作
総合満足度
★4
★4
★3
★5
★8


[accordions] [accordion title=”良かったところ”]

・軌跡シリーズ全ての物語が繋がっている
・次回作に期待を持たせて終わっている
・これまでの物語の補完がかなりされている(全てではないが伏線の回収もされた)

[/accordion] [accordion title=”残念なところ”]

・オープニングのアニメは最低な出来
・歌つきの曲が盛り上がりに乏しく「IV」の重い物語に合っていない
・「空FC」から物語が続いているため全て遊んでいないと本当の意味では楽しめない
・構成が「閃I」→「閃II」の流れと同じ
・「閃」は一応のケリがついたが「軌跡シリーズ」としての物語は終わっていない
・同じ言葉を乱用しすぎ(憶えさせたいの? というレベルで利用)
・ピンチに助っ人登場はいいけれど登場のさせ方がワンパターン
・VII組以外の分校生が全員制服の儘というのはおかしくはないか
・複数EDが用意されているのは嬉しくあるが、大団円は2周目で発生する特定ルートを通らなければ迎えられない方が感慨深かったと思う
・益々ナゾが深まる「結社」と「世界」の在り方

[/accordion] [accordion title=”総 評” last=”y”]

2周目を終えてから総評を入れようと思いましたが、明日から暫くまた遊べそうにない状況のため、先に入れました(後日追記や修正する可能性あり)。
現在、2周目第二部中です。

全体感想としては「空FC」から遊び続けて良かったと思います。次回作にも期待しています。

が、「ここはどうにかしてよ」な点もちらほら……。
ネタバレ入り感想になるのでご注意ください

「残念なところ」に記した通り、とにかく既に漢字で記すことのない熟語を敢えて漢字表記し、更に乱発するのはなぜなのか。
目立つんですよ。常用ではなくなっている漢字って。あの人もこの人も使います。コトワザなんていちいち普段使う人なんていませんよ。長く生きている人はともかく、若者に使わせるのはやめましょうよ。「ていうか」とか「つうか」とか「みたいな」を使わせながら「血湧き肉躍る」とか言わせないでほしいです。
前回「魂消た」にこっちが驚かされましたけど、今回は最早(もはや)を筆頭に「届いたか」「届いてみせよう」「久闊を叙する」が目につきました。後半に向かうにつれ保険も頻繁に見かけるようになりました。あれもこれも全部「保険」です。
声つき台詞でも数多くあった「~と。」「~かと。」で終わらせる会話(しかも「。」つき)は異常。文字のみで表す場合、正式なものでなければ後に続く言葉を略す事があっても、話し言葉として利用する人は殆どいない筈です。
リィンが声つきで頻繁に利用しているため気になりだすと耳につくし目についてしまう。
リィンだけなら「口癖」と考えれば納得できるけれど、他の言葉同様、誰も彼もが使う。アルフィンやカエラも利用していてガッカリしました。

実のところ余裕で倒した相手を前に、すっごく苦戦した風になるのは物語の流れで仕方がないとしても、そこで登場する旧VII組が非常に白けさせてくれました。
ハーメルではランディや西風がどうにかしてやろうとしていたのだからそれで良かったと思うし、盆地でも決起軍が出待ちしていたんだから旧VII組が駆けつける必要性はない(実際来るだけで戦わないし)。
その点、クロスベルの湿地帯では目新しくて良かった。
イベント時、何が何でも一言メッセージを各にさせるのもどうかと思う。
しかも「……そうだな」とか「……あぁ」とか言わせるだけ(声なし)なら入れる必要はないと思う。そんな台詞で存在感出ませんから。
絆イベントではアリサとの関係が明らかにおかしくなっていて、アリサが嫌いになりました(アリサのせいじゃないのだけど)。

女性陣誰でも「彼女」にできる仕様ならば、アリサもその中の一人として扱ってほしかった。
それなのに、他の女性陣キャラとはリィンの態度自体が異なる(アリサとはお互いの意志を確認した上で特別な関係にある設定になっている)。
絆イベントを無視しても、それが通常の流れにも組み込まれているので矛盾が生じている。
「ただの仲間に戻らせて」的な事を言ったくせに、他キャラとの仲にヤキモチ焼いてリィンに釘を刺したかと思えば、この絆イベントを発生させなくても「二人の仲がおかしな事になっている」とグレンやアリサと仲が良い同窓生が感じるシーンがある。
はじめからアリサがヒロインならばそういう設定のままにしてほしかった。他のキャラとの恋愛イベントなど発生させてほしくはなかった。

まぁどの道、これから展開するシリーズにリィンが登場した時の恋人役はアリサなんでしょうけれども(一時的に他キャラと付き合ったけれど結局はアリサと、……と各自補完してくださいになるのだろうけれど、破局に至った経緯はアリサの横恋慕としか想像できない)。

もう一つ、すごく気になったのはミュゼの思考とリィンの察知能力。
何方もご都合能力で通常時はまるっきり働きません。気が張ってないと無理な仕様なのかストーリーイベント能力でしかないところが残念。
ミュゼがリィンに銃を見せたのは自分に興味を抱かせるための手段だったのか。あんな場所で武器の手入れをしてリィンに見つかれば判断つくだろうことは判っているはず。
リィンはリィンで脇が甘く、ミュゼにはしょっちゅう腕に縋られたり抱きつかれたり、挙げ句に唇も奪われる始末。察知能力なんてない。
そんなリィンはミュゼのものでOKと1周目はミュゼを彼女にしました。
剣聖となったリィンが夫であればカイエン公家は安泰ですね。盟主の話ではあと3年でこの世界は終わるみたいですが。
皇帝家はアルフィンが女帝となって継ぐしかなくなってしまっているので、リィンが夫でもいいのか、とも思ったけれど(エレボニアを救った英雄ですしね。まぁ今となっては帝国民にとって戦争煽った最低な宰相のイメージになってしまっているだろうオズボーンの息子ではあるけれど、それは国民全員が知る事ではないですし、皇帝家的にはオズボーン=ドライケルスの息子のリィンがアルフィン夫は大歓迎だろうけれど)。

あと、制作側の時間的な問題なのかわかりやすくするためなのかは不明だけど、分校生が制服のまま情報収集行っているのはおかしいし、衛士隊はあの服の生徒は全員捕まえるのが妥当じゃないかと思うんですがなぜ放置?
隠れて活動するなら当然私服に着替えるべきで、特に実家やら親戚に身を寄せているのに敢えて制服とかあり得ない。
ラクウェルに巡業公演みたいなのに来ているアルカンシェルのメンバーは練習着で舞台に立ち、練習着で出歩いて侯爵にその儘の格好でダンス披露とかあり得ない。
その辺は拘ってほしかった。てんでバラバラの格好で皆で舞台に立っている姿も笑うしかない。それみて感動している人々、何かの術にでもかかっているんじゃないかと思いたくなる。

先に「ちょっとなぁ……」な点をあげてみました。
でも楽しかったし、泣けるシーン満載だったし、はやく新シリーズを遊びたい!!と思えるくらいはまったので2周目中なわけです。
トロフィー全てゲットするまで遊ぶと思います(3周はします)。
好きだからこそ、残念な部分が余計に目についてしまう。

雑誌インタビューで、次回作には少し時間がかかるという事でした。
舞台が変わるとなれば当然と思います。間違いなく主人公も新しくなるでしょうし。
剣聖となったリィンは、アッシュたちVII組メンバーが卒業後、老師を追って東へ旅立つ可能性もあるのかな(=この場合は独身で特定の彼女は存在しないのかも)。
もしかすると、そのリィンに修行を兼ねてクルトが付き合う、なんてことも。きっとクルトはセドリックを行方不明のままにしたくないだろうし。

ただ……「永劫回帰」とか悶々とさせられる言葉が出てきているので、3年後、どこかの流れへ戻されている、とかそういうのの繰り返しで、これまでの物語がなかったことになり再編成、とかはやめてほしい。
「傍観者」のベリルは結社盟主と同じような立場なのかなぁ……。
アリアンロードが逝ってしまった今、鉄騎隊三人はこのまま結社に残るとは思えない(結社に、というより、アリアンロードについていたんだし。彼女がそこに存在した理由もわかったし)けれど、垣間見たイベントから、三人は戻るだろうとか言っている。ヴィータとブルブランは戻りそうだけど。

そして、ギルバートは次のシリーズにも出そうです(散り際の台詞から)。
カンパネルラにお仕置きされるシーンも健在でした。
カプア三兄弟妹も頑張っている様子。ボクっ子だったジョゼットは今もボクっ子だけど素敵な女性になっていた。
なのに、クローゼが陰りのある表情で以前の方が良かったような……。お疲れ気味な顔に見えてしまいました。先輩は超絶美人でしたが。
もしも次作がカルバード共和国だとすると、カエラさんと弟が登場するのかな。
カエラさんは旧VII組は一目置いていたし、特にリィンについては尊敬に値するとまで言っている。つっかかってくる年下の学生に対しては手厳しかったけど(笑)。弟とダブったりしてたのかな。

エンディングのオリヴァルト皇子は本当に良かった。あのイラストも美しかった。
オープニングもアニメではなくああいう感じや序章時に挟まれた感じのもので十分だった。
あと、歌付き曲がよくなかった。そして歌手の声にハリがなさすぎるせいで(声量もない)リィンとの戦闘で使われているけれど、どの戦闘シーンよりも盛り上がらない出来なのが本当に残念。
己を取り戻させる為の大切なシーンなのに軽すぎる歌と音楽に笑ってしまいました。
決してこの歌手が悪いわけではなく、もっと太い迫力のある声の歌手を選ぶべきだったのでは?
そんな意味もあって、テーマ曲としては序章のところでキャラ紹介にもなっている音楽の方が重みがあって合った曲だった。

……こんなところでしょうか。
残された時間は少ないですが、できるだけ2周目進めておきます。

[/accordion] [/accordions]


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